以前、BeeTVについて書いた時に慶応大学の岸博幸教授が日経に書かれたコラム
リンクしました。

まあ、このコラムについては「世界初の携帯専用テレビ局」というが
最初の(自称)携帯専用テレビ局はフロントメディア(Qlick.tv)の
市川社長
だろうとか
「むーびーふる」や「あっ!とモバイル」など
携帯専用テレビ局と称するメディアは他にもたくさんあっただろうとか

元経産省官僚だったら「通信」と「放送」の定義をご存知だろうし
放送免許も持ってない会社の配信を「放送」と称するのは
(電気通信役務利用)放送法やら不正競争防止法からみていかがなものかとか
本当にきちんと携帯「放送」として真面目に設備投資をやった
故・モバHO!方面あたりからは70億ごときでてめえら放送とか言うんじゃねえとか
恨み言の一つも聞こえてきそうだとか、いろいろ思うところはありますが。


こちらの岸教授、エイベックス・グループ・ホールディングスの社外取締役も務めておられ、上記の記事ではきちんとその旨、冒頭にエクスキューズをされています。

ただ、本日ダイヤモンドオンラインにアップされた、やはり岸教授が書かれた
この記事
1ページ目ではGM破綻をネタにしつつ、マスメディア批判を展開していますが
次のページに行くとなぜかいきなりBeeTVが出現して「黒船」扱いの
持ち上げトークが全開に。

しかも「エイベックスという音楽の会社が、BeeTVという世界初の携帯専門放送局を始めました」という、さも自分は関係ないかのような切り出し方を
されておられます。

右側の略歴の最後に「現在はエイベックス非常勤取締役を兼任」という
言葉が小さく書かれていますが、一般の読者さんには色々と
ミスリードがありそうな気がしますし
塾出身者としては教授殿がこのようなポジショントークをメディア上で
展開されることに若干の違和感を覚える次第であります。 

ちなみにこのコラムによると、5月のBeeTV会員数は33万人とのこと。
1ヶ月での有料会員獲得(しかも単一キャリア)としては
確かにモノスゴイ実績です。
初年度の目標値は70万人ですから、既に半分近くを達成したという
幸先良いスタートです。

ちなみに、エイベックスは有料モデルのBeeTVにコミットする一方で、
持分法適用会社のドワンゴ(の子会社のニワンゴ)ではニコニコ動画に
投資を続けていることも、忘れてはいけません。
昨今の展開ではBeeTVばかりが注目されますが、Mr.i-modeの夏野氏を
黒字化担当に擁し、しっかりとCGM系サービスに対しても投資しているという
確かな戦略です。

そういう意味では、岸教授はコンテンツの搾取といってCGM系サービスを
痛罵しているので、もしかしたらバランスが取れているのかもしれませんね。

なお、岸教授のコラムは
日経のものダイヤモンドのもの、どちらも大変面白く参考になります。
(なので、あからさまなポジショントークはやめましょうよw)