海の向こうではスタートアップがAmazon EC2とかGoogleとか、クラウドを使うのが当たり前ですが、日本では意外とクラウドを使ってる会社が少ない気がします。
(EC2を使ってると事例になるってことは、きっとそんなに使ってないってことですよね)

ここをもって「日本ではクラウドの普及が遅れている」と批判する向きもありますが、よく考えると少なくとも東京圏という場所は実はそれ自体がデータセンターで、巨大なクラウドなんじゃないかなと思った次第。

つまり、「クラウドホスティング」というサービスそのものを契約するんじゃなくて、事務所内をデータセンター化しちゃったり、あるいはデータセンターを使う場合でもクラウドサービスやらマネージドサービスを使わずに自作サーバをコロケしちゃう方が合理的なんじゃないかと。

#もちろん、mission criticalなサービスをやるなら別の話ですが。

要は、東京圏の一般的なインフラ環境それ自体が
恐らく新興国のデータセンターと同等かそれ以上の信頼性とスペックを
持っているということです。


■接続環境
東京圏ならまず間違いなく、オフィスに光ファイバーを直接引き込み可能で
コストは月100ドル未満。帯域幅も安定して10Mbps以上、レイテンシもメジャーIXまで数十ms程度。
やろうと思えば
 ・フレッツ網
 ・フレッツネクスト網(NGN)
 ・UCOM
 ・KDDI
あたりを複数契約することで、物理層レベルでの冗長化も可能。
さすがに数十台規模になると、事務所内データセンターは厳しいですが
それならコロケだけ任せる、という手があります。
実際、いくつかの格安データセンターでは、コロケだけ引き受けて
接続はフレッツかUCOMを引き込む…という帯域小判鮫プランがあったりします。

■電力・空調インフラ
滅多に停電がなく、連続運用を考慮してもUPSで数分の稼働維持が出来れば十分。空調もそのへんのエアコンで普通に連続運用に耐えてくれる。十分データセンター・グレード。

■障害対応要員
普通のベンチャーって、24時間たいてい誰かオフィス居ますよね?w
(ちなみに弊社にはいません)

■保守
自社パーツ保持しなくても、アキバがクラウド的保守センターになってくれます。
CPUやHDD/SSDはもとより、ロードバランサまで大抵即納できる(しかも安く)という環境って、アキバ以外世界のどこにもない気が。

■拡張性
クラウドサービスでインスタンスを増やして・・・という作業をするより、
アキバでサーバ買ってきて組み上げて設置する方が実は早くて安かったり。


まあ、自作サーバコンファレンスなどのイベントも開かれてますし、
僕がここで改めて書くまでもないんですけどねー。