声優さんや韓流アーティストなどでよくありますが、
「CD、DVDを買うと応募券がついてきて
抽選でファンミやシークレットライブにご招待」
という企画があります。

これ、運良く当たってファンミに行かれた方で
「なんでこんなに会場も演出もショボいんだろ?」と
思った方、いませんか?

実は、景品表示法の規定が原因です。


「抽選でご招待!」なので、ファンミの招待チケットは懸賞の賞品ということになります。
で、懸賞の賞品に使える金額は
景品表示法という法律で、厳密に制限されており
「購入価格の20倍か、対象になる賞品の想定売上総額の2%」という制限がある。

たとえば定価1500円のCDシングルを買って、声優さんのファンミに応募。
いわゆる人気声優さんでも、例外の数人を除いて
期待できる売上はおおむね2万枚程度です。

1500円x2万x2% = 60万円

アーティストはノーギャラ参加としても
・会場
・PAなどのステージ費用
・運営スタッフ
・チケットの抽選、発券
などで60万を超えてはいけない。
予算を超えると、法律違反になってしまいます。

声優ファンミでよく使われる、科学技術館のサイエンスホール
土日の昼間に使うと、諸経費込みで40万円前半くらい。
カツカツです。
そりゃまあ、演出にお金使えませんね・・・


さて、ここで抜け道を作ったのがAKB。 さすがの秋元氏です。

AKBの握手会は「CDを購入した全員が握手会に参加できる」という形態で
これだといわゆる抽選による「懸賞」ではなく
「ベタ付け(総付)景品」という扱いになります。

そうなると、使える金額の制限がなくなるのです。
具体的には・・・
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/100121premiums_7.pdf
「一般消費者に対する景品類の提供に関する事項の制限 」における例外事項としての
「 二 見本その他宣伝用の物品又はサービスであつて、正常な商慣習に照らして適当と認
められるもの」にあてはまると判断されるため、総額制限がなくなり
コストをかけても法律違反にならない、というわけ。

(とはいえ「正常な商慣習に照らして適当と認め」られないような
 コストはかけられないので、一定の歯止めはかかる)



ただ、こうまでしていわゆる「パッケージ商品としてのCD」を売らなきゃいけないのは
どうなんだろうと思ったり。

CDはCD、ファンミはファンミで売るのが本来の姿じゃないのかなー、と思うのですがね・・・


(つづく)