twitterのフォロワー 大熊将八 @Gaiakumarin
さんから、明日発売の新刊を献本頂きました。
(大熊さん、著書出版直後にtwitterアカウント変えてますが、何があったんですか?)




帯の推奨文が、尊敬する山崎元 @yamagen_jp さんと、畏友やまもといちろう @kirik さんとあらば、読まないわけにはいきません。

さて、内容ですが
「決算書の読み方」と銘打たれている割には教科書的に読み方を解説していくのではなく
PCデポやDeNA、クックパッド、東芝、DLEなど、実際の上場企業の決算書を基に「不祥事はどこを見れば予知できるのか?」「一般に信じられている評価と、実態との差」などを解説する、読み物として面白く書かれています。

実際に個別企業のIRページにアクセスし、有価証券報告書や決算短信を見ながら答え合わせをしていくと、ファンダメンタル派投資の入門として、あるいは就活生や転職の際の企業研究アプローチの方法として、実践的に使える手法になってくると思います。

ただ、(おそらく意図して)事業面で個別に深く掘り下げてはいないため、この本を読んで安直に「楽天売りだ売り!」とか「DeNAショートや!」とか「サイバーエージェントは買いや買い!」とかやると、たぶん大怪我します。あくまで決算書を読むための本であり、投資の本ではありません。

1点頑張ってイチャモンをつけるとすれば…
サイバーエージェント関連、「社内の若手を起業させて関係会社とし、不振の場合は早々に解散させて関係会社売却益に計上し、利益の調整弁としている」という部分は完全に間違っています。
指摘されている28年9月期の関係会社売却益の大半は、BEENOS(かつてのネットプライスドットコム)の売却益です。27年度以前の売却益も「サイバーエージェントFX」「VOYAGE GROUP」「Cygames」などの売却益が大半を占めるため、本書の記載は誤りでしょう。

恐らく他にも間違いはありそうな気がするので、腕に覚えのある金融クラスタ各位に関しては、本書の間違いを探してtwitterで著者に絡むのも一興かと思いますw

大熊さん、ありがとうございました。

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※なお、一部で投資家クラスタ判定されることもある私ですが、あくまで本業は事業家・起業家であります。
先日もとある方から「全力2階建」の中の人ではないか?と詰められたのですが、違います。残念ながらアレ程の文才や鉄分は持ち合わせておりません。中の人に失礼であります。